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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第23章 アバンチュール  太宰治


初めて彼に刃向かった。

あの時は上司だったから。ってのもあるが、、、、


「ふふ、中也と付き合っているのだね?」

『ッ、、、どうしてそれを、、、』


そう、私は今中也さんとお付き合いしているからだ。
太宰さんが消えてから、太宰部隊は中也さんの部隊と尾崎部隊に振り分けられた。

その時、中也さんは私を指名してくれ、彼の部隊へと加わった。


中也さんと恋に落ちたのは、それからすぐだった。

彼の優しさ、仲間想いなところ、不器用に見えて凄く器用なところ、彼と過ごすうちに好きになっていた。

それは彼もだったらしい。

中也さんに告白をされた時は、嬉しくて泣いてしまった。

そんな私を彼は優しく抱き締めてくれた。

中也さんの全てが私に安らぎを与えてくれたのだ。




太宰さんがポートマフィアにいた時、私は彼と身体だけの関係だった。

何かあるたびに彼に呼び出されては、荒く、激しく抱かれた。

そこには愛なんてなく、快楽しか存在しなかった。

太宰さんがいなくなったと知った時は正直ホッとした。

もう身体を求められなくていいのだと、、、。



中也さんと付き合い、彼から甘く、優しく抱かれる度に心が満たされた。



然し、身体は違った、、、、。






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