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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第19章 知らなくていいコト。  太宰治


『だ、ざい、、、?』

「遅くなってしまってすまない。」

『太宰っ!!』

男「ッ!この女がどうなってもいいのか?」

男に銃を突きつけられる。

男「太宰治、この女を助けたければ今ここで死ね!!」

「それでは解放してくれるんだね?」

男「ああ。」

太宰は自身の銃をこめかみに当てた。

『なに云ってるの、太宰。止めて!!』

「愛する女性を守れて死ねるなら本望だ。」

『えっ、、、』

「、私は君が好きだ。」

『嘘、、、、だって、、、、』

「女性遊びなんてしていない。君に嫉妬させたくて、態と嘘の噂を流したり、女性に一芝居打ってもらったのさ。でもそれが間違いだった。」


『太宰、、、、』

「、愛しているよ。」

バァン!

銃声が響き渡ったと同時にその場に太宰は倒れた。

『いや、、、、いや!!!!!』

男「はは、やっと。やっとだ!!!」

男が太宰に近づいた瞬間、再び銃声が響き男が倒れた。

すると倒れていたはずの太宰が起きた上がった。

『えっ、、、、?』

「ふふ、ここで死ねてもよかったのだけど、やっぱり愛しい人を抱いてから死にたいと思ってね?」

『ッ、、、太宰っ!!』

ケロッとした顔で呑気なことを云う彼。
いつもならスルーするところだが、今日は違い、彼に抱き付いた。


『太宰、、、、私太宰が好き、、、。』


「っ、、、私も君が好きだ。」

彼に名前を呼ばれ顔を上げると、頬に手を添えられた。

そして、、、、


『「んっ、、、ちゅ、、んっ」』


唇が重なり合った。



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