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文豪ストレイドッグス 短いお話 【R-18】

第19章 知らなくていいコト。  太宰治


ドサッ

突然中也に押し倒された。

『ちょ、ちょっと!なに!?』

中也「なら、俺の女になれよ。」

『へっ!?な、何云ってるの!!私は中也のタイプと真逆じゃない!!』


中也「タイプと好きになった奴は違ぇこともあんだろ。」

『え、、、、?』

中也「鈍い奴だな、手前のことが好きなんだよ。」

突然すぎる告白に頭が追いつかなかった。
どんどん近づく中也の顔。

あと数センチで唇が重なりそうなところで、中也の顔が太宰の顔にすり替わった。

『っ、、、や!!!』

中也「ふっ、、、今誰の顔が思い浮かんだ?」

『ッ、、、、』

中也「其奴が手前が好きな奴なんだよ。判ったか、鈍感」

『ッいた!もう、、、私を試したのね!』

中也の言葉に呆然としていると、中也にデコピンを喰らわされた。


中也「さぁな?よし、戻るか!」

『ありがと。中也のそういうとこ好きだよ。』

中也「ッ///そーかよ!!」

『あっ、照れてる』

中也「照れてねぇよ!!!!」


中也のおかげで、太宰への気持ちに気付けた。
太宰と今度話そう、、、、。


そんな呑気なこと考えていた。

まさか中也とのこの場面を彼に見られていたなんて、、、、。


私は気付いていなかった。


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