第19章 知らなくていいコト。 太宰治
最近すごくイライラするのだ。
女「もう!太宰さんったら!」
「ふふ、また今夜待っているよ?」
原因はこれ。
確かに太宰は顔も整っているし、背も高くスタイルも良い、おまけに幹部候補。
女性はほってはおかない。
私は太宰とは腐れ縁のようなもので付き合いは長い。
別に付き合ってもいないので、私には関係ない話。
『随分と楽しんだようで』
「やぁ。そんなことないよ、女性にモテるのは善い気分だけど本命の女性に振り向いてもらえないと意味ないさ」
『へぇ、本命の女性ねぇ?』
「君さ、。」
私の両手をそっと掴み、にっこりと微笑む太宰。
『そういって女性を落としてるのね、私は今から任務なの。口説くなら他を当たって』
「もぉー、本気なのに!!」
『はいはい、じゃあね〜』
太宰の言葉を素直に受け取れない、裏切られるのが怖いからだ。
中也「どうした?なんか元気ねぇな。」
「別に、、、、いでで!」
中也「嘘つきやがれ、手前は顔に出やすいんだよ。太宰だろ?」
『なんで太宰が出てくるのよ』
中也「手前好きなんだろ?彼奴のこと。」
『はぁ!?違うわよ、太宰とは腐れ縁のようなもの!』
中也「へぇー、なら、、、、」