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<HQ>烏野の天使(R18)

第2章 2話



「…」

「…いや。」

「!!───あの根性無し…!!」

『西谷!!貴方「こらノヤ!!エースを
そんな風に言うんじゃねえ!!」…龍…』

「!!」

「うるせえ!!根性無しは根性無しだ!!」

澤村の回答に怒りを露わにする西谷
流石のも口を出したが
田中が代わりに言ってくれ、内心安心する

「待てってばノヤっさぁん」

「前にも言った通り
旭さんが戻んないなら俺も戻んねえ!!」

だが、西谷は怒りを田中にぶつけ
体育館を出てしまった

『…ごめんね、皆』

「いや、仕方ないよ」

「こればかりはなぁ…」

『龍、代わりに言ってくれてありがとう』((ニコ

「いやいや、礼を言われる事じゃ…」

「…さん」

『ん??』

「戻ってくる気は…ないか??」

『…ごめんね、西谷が戻らないなら
私も戻らないって決めてるの…
ほら彼奴…私がいないと何するか分かんないし』

「そうか…でも俺等はいつでも待ってるから」

『!!…うん、ありがとう大地
じゃあ、西谷んとこ、行ってくるね』

「あとは頼んだよ」

『まっかせて!!』

そう言っても
西谷を追う為、体育館を出ていった

『西谷…っ待ってってば!!』

「…」

『西谷っ…あーもうっ!!…夕っ!!』

「っ!!」((ビクッ

西谷を呼んで引き止めようとしても
なかなか止まってくれなく、最後の手段に出た

『やっと止まった…』

「…おまえ、今…名前…」

西谷が驚くのも無理は無い
あの日、あの一件以来が西谷の
下の名前を呼ぶ事は無くなった

理由は明らかにされてないが
めっきり呼ばれなくなった名前を
今、約3か月ぶりに呼ばれたのだから

『え??だって止まってくれないんだもん』

「…悪ぃ」

『…と思ってるなら少しは
落ち着きなよ、熱くなりすぎ』

「…」

『大丈夫だよ、旭は戻ってくるよ』((ギュッ

「お、おいっ!!何して…っ///!!」

後ろから急にに
抱きしめられた西谷は驚く

『夕、旭を信じよう??』

「っ…ほんと、お前ずりぃ」((ボソ

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