第2章 2話
一気に説明を終えた西谷
途中、田中も参戦し、意気投合する
そしてその説明を終始聞いたは
呆れて溜息しか出なかった
「「…」」
「あっ!!!!」
「「!?」」((ビクッ
西谷の回答に影山と日向は
互いに顔を合わせてぽかーんとしていると
急に体育館の入口に顔を向けて声を発した西谷
「潔子さあ〜ん!!
貴女に会いに来ました潔子さあ〜ん!!」
「!?」((ビクッ
「あっ待てこんニャロッ」
叫びながら3年のマネージャーである
清水に向かって走っていく西谷
それに続いて田中も付いていき、
西谷が清水に飛び付きそうになった所で…
「いっでぇ!!」
「ノヤっさん!!」
『潔子ちゃんが嫌がってるでしょっ!!
ごめんね、清子ちゃん…大丈夫だった??』
「うん、大丈夫」
『なら良かった』((ニコ
いつの間に移動したのか
は西谷の後ろについて
ズビシッと脳天チョップを食らわせ清水を守る
「相変わらず嵐の様だな…
そしてさんの
あの移動の速さ…見習いたいね」
「ゲリラ豪雨…
さんって何者なんだ…」
「…(確かにさっきまでこっちに
いたはずなのに、いつの間に…)」((ゴクリ
「ハハハ!!喧しいだろ!!…でもプレーは
びっくりするくらい───静か。
あとさんは元バスケ部らしいぞ」
菅原と澤村は2人を見て懐かしそうに話す
最後に澤村はは元バスケ部だという事を教えた
「元バスケ部…っ!!」
「だから瞬間的な動きに
長けてるんですね、納得です」
「流石だよねー」
「あの西谷をあーやって
止めるのはさんと清水だけだ
俺にはとてもじゃないが出来んな」
瞬間的な動きに納得のいった2人は感心する
「(にしても”静か”…さっきの
サーブレシーブはホントにそんな感じだった…)
サーブレシーブ、おれのとは音が違ったもんな…」
「───で、旭さんは??戻ってますか??」
「「(あさひ??)」」
さっきまでふざけていた西谷の本当の目的は
”旭”という人物が戻っているかどうかだった