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<HQ>烏野の天使(R18)

第4章 4話



「…」

『大地もこう言ってんだし合宿は出ようよ』

「…」

『西谷の気が変わったら
練習試合出ればいいんだから、ね??』

「…お前はどうすんだよ」

『西谷が出るなら私も出るよ??』

「…なら出る」

『ん、じゃあ決まり!!
大地!!私も参加するからよろしくねっ』

「おうっ助かる!!
清水もきっと喜ぶぞ」

『えっ!?潔子ちゃん喜ぶなら
張り切っちゃおっかなーっ!!』

西谷が少しの素直さを澤村に
出したのをは聞き逃さなかった

念を押す澤村に少し困惑する西谷を
はなりに説得すると
西谷は合宿に出る事を決意した

──────
───

「お疲れした」

「「「シターッ」」」

少しの時間を置いて解散の時間になり
他の部員が帰っていく中、日向と影山が
例の如く自主練をする為、体育館に残った

「…”アサヒさん”が戻ってくれば
菅原さんも西谷さんも色々うまくいくのかな」

「知らね」

「〜っ…アサヒさんは人一倍
責任感じる人だからって言ってたけど
菅原さんもそんな感じだった」

「どっちも自分に責任感じてんだろ
…けど、1人で勝てる訳ないのにな」

「!?おっ…お前がソレ言う〜!?
おれはおまえの”名言”鮮明に覚えてるぞっ!!」

「!?」

影山から信じられない言葉を聞いて日向は
驚愕し、髪の毛を手でぺたぺたと抑え
影山になりきり、名言を口にする

「<レシーブもトスもスパイクも
全部俺1人でやれればいいのにって思います>」

「うるせえええ!!」

「<やれればいいのにって思いますっ>」

我慢の限界が来た影山は日向を
ソォオォオラアアアアと言い、ぶーんっと投げ飛ばすが
日向は持ち前の体幹で着地した

「…ネットの”こっちっ側”は
もれなく味方のハズなのに」

「あ”??」

「”こっちっ側”がぎすぎすしてんの、やだな」

「…」

「どうすれば戻って来んのかな”アサヒさん”」

なんて話をして翌日の昼休み
2人は早速行動に出た

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