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<HQ>烏野の天使(R18)

第2章 2話



「…??なんだよ」

「…おれ、エースになりたいんです…!!」

「あ??」

「あいつまだあんな事…!!」

黙ってる日向に西谷は不思議に思い
問い掛けるとエースになりたいと言った
それを聞いた影山は「まだ」と言った所を
見ると、以前にも日向が言っていた事が伺えた

「何年か前の”春高”で烏野のエースの
”小さな巨人”見てから、絶対ああいう風に
なるって思って烏野来ました!!」

「その身長でエース??いいなお前!!」

「!?」

「だよな!!カッコイイからやりてえんだよな!!
いいぞいいぞなれなれエースなれ!!
今のエースより断然頼もしいじゃねーか!!」

『っ…はぁ…』

「とりあえず、心配ないみたいだな」

『うん、…良かった』

笑って日向の腕を叩く
西谷を見て胸を撫で下ろす
田中はそんな彼女を見て一言漏らす

「けどやっぱ”憧れ”と言えばエースかあ」

「ハイ!!エース、カッコイイデス!!」

「”エース”って響きが
もうカッコイイもんなちくしょう
「エーススパイカー」っていう花形に比べたら
セッターとかリベロはパッと見、地味だもんな」

『…』

「けどよ、試合中会場が1番”ワッ”と
盛り上がるのはどんなすげえスパイクより
スーパーレシーブが出た時だぜ

高さ勝負のバレーボールでリベロは
小ちぇえ選手が生き残る唯一の
ポジションなのかもしんねえ、けど
俺はこの身長だからリベロやってるワケじゃねえ
たとえ身長が2mあったって俺はリベロをやる

スパイクが打てなくてもブロックができなくても
ボールが床に落ちさえしなければバレーボールは負けない
そんでそれが1番できるのはリベロだ」

「〜!!〜かっカッコイイッ」

「!!!!バッバカヤロウ!!そんなハッキリ
言うんじゃねーよ、んニャロー!!
ガリガリ君2本食うか!!」

「オス!!」

「ソーダ味とナシ味な!!」

「オス!!」

『ほんと、リベロ語る時は吃驚する程
無駄に格好良いんだから…』((クス

「え、さんもしかしてノヤっさんの事
…好k『な訳ないでしょ??』なんだ良かった…」

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