第2章 2話
2人の会話に入ると田中は
の頭に自身の顎を乗せてきた
「そうこれこれ!!
この景色…っ!!眺めがいい…っ!!」
『??…っ///!?
ちょ、ばかっ見ないでよ///!!』
田中のその言葉の意味を理解するのに数秒
気付いたは胸元を手でおさえ反発する
「このやり取りも久しぶりだー」
『もーっ孝支も止めてよ///!!』
「そう言われてもねぇ…
それはさんも悪いと思うよ??」
『し、仕方ないじゃない…
ちょっと胸元…苦しいんだもん…
少し上の釦外してもいいでしょ…』
田中がの頭に顎を乗せると見える景色
それは少し目を下に向ければ見えてしまう
の胸の谷間の事を指していた
の普段の制服の着方は
どうしても胸が苦しくなる為、上の釦を
2個ほど外しているのである
真正面からは分からなくても
上もしくは前屈みに見れば胸の谷間がチラリと
顔を見せる為田中はそれを見るのが
楽しみの1つであった
「その苦しさは俺たち男からすれば
理解は出来ないから何とも言えないけど
そこには男の浪漫が詰まってるって事だけは
理解して欲しいなぁ、…なぁんて??」
「うんうん!!」
『…よく分かんないけど、
気を付けろって言われてるのは分かった』
「うん、理解が早くて助かるよ
あーでも俺の前では大歓迎だからっ!!」
「あっスガさんずりぃっ!!」
『…考えとく』((ニコ
「「え」」
「…」
菅原の言葉に予想外の
答えをしたに2人は固まる
そしてそのやり取りを西谷は横目で見ていた
「あの…西谷さん」
「??」
「”旭さん”て誰ですか??」
『っ!!』((ビクッ
「!!不用意にその名を出すなっ」
不意に日向の口から出た「旭」という名前
その名前を聞いた瞬間、はこの後の
西谷の行動がどうなるのか心配だった
さっきみたいにやっとやる気に
なってくれたのにまた熱くなって
出て行ってしまったら…と
田中も流石に気付いたのか日向に注意をする
「…烏野の…エースだ、一応な」
「エース…!!」
『西谷…』
だが西谷は意外にも
冷静に日向の問に答えた
はそんな西谷を見てホッとした