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【KP×オメガバース】

第4章 【育児編】






ホントは苦手なことも俺らのために頑張ってくれた
んやな…と思うとそれだけで嬉しいやん。


「…ふ、ふぇ…」ご機嫌でベッドメイキング済の寝室
を案内しようと向かう途中、玄関から泣き声がした。


「あ…残念。時間切れ笑 起きちゃったみたい。
ちなみにこれ、どっちの泣き声と思う?」

「…んー、みーちゃん?…ごめん、
ぶっちゃけわかんない涙 廉、わかる?」

「なんとなくハルな気ぃするけど、、
ぶっちゃけ俺もまだ確信は持てん…苦笑」


廉と一緒に玄関のベビーカーにパタパタと駆け寄る
と玄関では廉の言うとおりはるが泣いてて、
それにつられたみーちゃんも眉毛をぴくぴく
させて、今にも起きちゃいそうだった。


「廉、すごいじゃん!!さすが親として
先輩感あるね〜!」

「あ〜まぁ、確かにそう考えると俺のが先輩感
あるか!10ヶ月、ずーっと一緒やったし、入院中
もちょいちょい世話しとったしな?」
ちょっとだけ、得意顔の廉がかわいい。


「やっぱ、産んでくれたママにはパパは一生
かなわないってことだよね〜!
廉!自分、これから勉強させてもらいますんで
よろしくお願いします…!」

「ふはっ笑
思いのほか髙橋家は体育会系やねんな笑」


そんな呑気なことを廉と喋ってたら本泣きしだした
はるとみーちゃんの大合唱が始まって。


「ヤバいヤバい!!今までみたいにマイペースに
生活するわけにはいかなかった!
はるとみーちゃん、待ったナシじゃん!!
えっと…とりあえず、オムツ?ミルク?
オレ、どっちやったらいい?」

「あっ、そやな、そしたら…海人オムツイケる?」

「うん、やってみる!」


リビングに並べられたベビーベッドに2人を一旦
寝かせて、廉は粉ミルクをバッグから取り出して
キッチンに向かった。


キッチンに向かう廉の後姿を見ながら
…よかったぁ。廉と相談して生まれる前に
湯温設定できるウォーターサーバーに変えといて。


これならお湯沸かすのさえ心もとない廉も
大丈夫…だよね?


一瞬だけ、不安が頭をよぎったけど、2人の泣き声
で現実に引き戻されたオレは廉と一生懸命選んだ
セレモニードレスを汚しちゃわないようにまずは
部屋着に着替えさせて。


みーちゃんのオムツをいざ開ける。
と…


あ、、


ウンチしてる、。















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