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【KP×オメガバース】

第4章 【育児編】




待ちに待った退院日、このままベビー服モデル
になれそうなくらい可愛すぎるはるくんとみーちゃんに
ふわふわのセレモニードレスを着せ、オレがはるを。
廉がみーちゃんを抱いてお世話になった病院スタッフ
さんと一緒に写真を撮って挨拶をして帰路についた。


自宅に向かうタクシーの車内で廉の小言が始まる。


「なぁ…ちゃんと片付けとる?久しぶりの一人暮らし
で羽伸ばしすぎたりしとらん?心配やなぁ…」

「んなわけないじゃん!もうね、舐めてもいいくらい
床もピッッカピカだから!!」


なんて言い放ったものの、内心はドキドキしてる。
勿論、オレ的には120%頑張ったつもり!!


だけど、産後は神経質になるっていうし…。


「ほぉ~?それは楽しみやなぁ笑」


元々神経質寄りだった廉に帰宅直後
早速嫌な思いさせたらどうしよう…
と家までの時間を緊張して過ごした。


タクシーを降りて、はるとみーちゃんを
双子用のベビーカーに乗せたあとコンシェルジュに
軽く会釈をしてエレベーターを待つ。


家までの時間普段は誰にも会いたくないオレだけど、
今日はおめかししたかわいすぎる天使ちゃんズ
を見てほしくて、誰か乗り込んでこないかな…
なんてことを期待したりする。


そんなときに限って誰にも会わずにストレートで
我が家の階にたどり着いたりして…、
まぁ、そんなもんだよね苦笑


「久しぶりの家!この匂い…落ち着くわぁ!」
と息を吸い込みながらリビングに向かった廉が
ガチャリ、とドアを開けて…


「海人エラいやんッ!キレイにしとるやん!!」
開口一番褒めてくれるもんだから嬉しくなっちゃって。


ベビーカーで寝ちゃってたはると美月に
「ごめん!すぐ戻ってくるからいい子で寝ててね?」
ともふもふのひざ掛けを肩まで掛けて
リビングに戻り、ルームツアーをする。


「見て!!洗面所もお風呂もキレイでしょ?」

「ほんまやぁ、ピカピカやなぁ!」

「お風呂もすぐに入れるよ!あ!廉の好きな
バスミルクもたくさん買っておいたからね?
早速いまからお湯ためる?!」

「ありがとう!けど…ごめんな、
あと一週間は湯舟入れんのよ…苦笑」

「あ、そうなんだ…ごめんね?
でもねでもね、寝室も完璧だから!!」
気を取り直してご機嫌で紹介する海人が
可愛くて頼もしい。















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