第2章 【妊娠、出産編】
二人して祈るような気持ちでそのときを迎えると
その翌朝、
予定どおり報道各社に報告FAXが送信された。
オレたちの不安に反して、
ファンのみんなの反応は好意的で…
“おめでとう!!” “やっぱり!!” “知ってた!笑”
というのが大半だったと報告を受けた。
廉と2人、ホッと安堵したところに
珍しいひとからオレにメッセージが届いて。
「あ…紫耀だ、、」
オレも廉も
あの日、廉と紫耀が話をつけた日から
どちらからともなく連絡できずにいて。
「ど、どうする?すぐ既読つけたら
すぐ返信しなきゃだよね…寝かす?」
「今見る!!こういうのはタイミングやから!」
「や、でもさ!」
2人して携帯を奪い合う感じになっちゃって…
あっ!!