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【KP×オメガバース】

第2章 【妊娠、出産編】






荷物を持って玄関に向かおうとしたところで
閉じこもってた廉がばつの悪そうな顔をして
ドアからひょこっと様子を窺ってて。


「……行くん?」

「今から身支度して…行かなきゃだから。
顔見せてくれて、ありがとね」


まるっこい頭の上でポンポンと跳ねさせると
その手を掴んで自分の頬にあてる廉。


「…ごめん」申し訳なさそうに謝る廉を
優しく、抱きしめる。


「ん、でも…イヤな気持ち我慢しないで言って
くれたのは嬉しかったよ?ホントはもう少し早く
出てきてくれたらもっと、嬉しかったけど苦笑」


背中をさすりながらそう伝えると、
ごめん…と俯いて、露わになった廉の細い首筋に
ジュゥッと吸い付く。


「なっ!何するん!?!ほんま、
ゆ!油断も隙もないヤツやな!」
オレが吸い付いたところを手で隠しながら
狼狽える廉。


「最近寒くなってきたし…いいでしょ?」

「いいわけあるかい!苦笑」

「いいじゃん…冬は廉、タートルネックばっか
なんだし、」

「べ!別にそれは…このためやないし!!」

「……そ?」


隠してた首元を押さえた廉の手を開いて
さっきより深く、強く、、オレを刻む。


「…ごめんね、こんなお守りしかあげれなくて。
こんな時期なのに離れて、不安にして…ごめん」

「んーん、俺こそ、ごめん。大事な仕事前に…。
なぁ……俺も、海人にお守りあげたい…」


しおらしい廉の言葉とは裏腹に
勢いよくインナーの裾を捲って、
「これ、咥えとって!!」なんて…
イイ感じのムードに照れくさくなる
廉らしいなって愛おしくなる。


言われたままにシャツの裾を咥えると
露わになったオレの腹部。


膝立ちしてオレのパンツを少し下げて
廉の小さな唇で一生懸命際どいところに吸い付いて
ときおり「…んっ、」なんて、息を漏らす廉は
さすがにあざといと思う…


「ね、ねぇ、れぇん、それ絵面がやばい…
も、もぅ、いいから…」

「ビンビンやんw」なんて、悪戯に笑いながら
布越しにオレのをつー…と、なぞっては
膝立ちのまま上目づかいでオレを煽る。


「…かい、どうする?
出発前に一発…ヤる?」

「バカっ!笑 やんないよ!どうすんの?
それが刺激になって切迫にでもなったら…
一緒にいれるならまだしも、
今から離れるのにそれは絶対にないわ苦笑」









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