• テキストサイズ

【KP×オメガバース】

第2章 【妊娠、出産編】






「ふんふん、月との対比みたいでええやん!」

「さすが廉!!全部説明しなくてもオレの
考えてることわかってくれるのほんっと、ハオ!!」

「まぁ…仕事もプライベートも一緒やと
嫌でもそうなるわ苦笑」

「けど、迷ってるのが漢字でさ…
読み方は『ハル』がいいんだけど
一文字で『陽』か二文字の『陽琉』。
どっちがいいと思う?」


海人が名前候補を書いた紙を机の上に置きながら
瞳をきゅるんとさせて訊いてくる。


この海人は…迷っとるというより
後押ししてほしい感じ、なんかなぁ…。


「どっちも好きやけど…せーので言うてみる?」

「うん!ワレワレ恒例のやつね笑」

「おん笑 結局コレが一番早いからな笑」

「ね笑 じゃぁ…いくよ?大丈夫?決まった?」

「決まっとるよ」

「「せーーの!」」

「えっ!?オレもっっ!!
オレもこっちがいいと思ったんだけど!!」

「まぁ…おんなじの指さしとるから
そらそうやろうな笑」

「えっ?えっ!廉は何でこっちだった?
オレはさ、美月は漢字二文字だから
ハルは廉と一緒で漢字一文字がいいなと思って…」

「あぁ!俺もそれ!!ちょっと思った!」

「ちょっとなんだ笑 え?主な理由は何?」

「直観。」

「マジ?!きたわ、これ!
廉さんの直観は間違いないから!!」


いつからかはわからんけど結構長いこと海人は
俺の直観に全幅の信頼を寄せとるもんやから
まぁ決定っちゅうことで笑


「ハルくん、ミヅキちゃん改めてよろしくねー!」


最近、気持ち膨らんできた俺の腹に目線を合わせて
呼びかける海人を見とったら、自然と顔が綻ぶ。
















/ 51ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp