第1章 ❄︎大人になるということ。〜爆豪勝己
「先に浴びて来いや。」
『一緒に入ろうよ。』
「いいから行きやがれ!」
『はいはーい。』
なんの恥ずかしげもなくホテルに入って来た。それは勿論爆豪もなのだが、やはりその慣れた様子に複雑な気持ちになる。
彼女がシャワーを浴びている間にもろもろ、セットをしておく。シャワーを浴び終わりバスタオルを巻いて出てきたが
冷蔵庫から缶チューハイを取り出していたのを一喝して奪い取り、半分程一気飲みしてテーブルに置いたが、爆豪がシャワーを浴び終わる頃にはベットの上に持ち込みちびちびと飲んでいた。
先程よりも目がとろんとすわってしまい、爆豪か出てきたのを見ると、ころんと体を横向きに倒してぐーっと伸びをした。
倒れた拍子にバスタオルが解け、胸の谷間は丸見えに、艶やかな太ももも、もう少しずらせば、或いは角度によっては大事な部分が丸見えになる。その姿に目が釘付けになり、下半身が熱を帯びる。
「テメェ、相当好き勝手させられてぇみてぇだな。」
そう言いながら、ギシ…とベットを軋ませ、爆豪はに覆いかぶさった。
『んっ…』
缶を取り上げ中身を全て飲み干すと、そのアルコールがぐわぁんと回った感覚にいきおいを任せ、強引に口付けをした。は大人しくそれを受け入れる。
『ん、んむ、んん…』
柔らかくて小さい唇を何度も啄ばみ、舌で彼女の舌を絡めとると、小さくも色っぽく盛れる吐息。それは甘い麻薬のようで…、どうにかしてしまいそうだ。
少し暗くした照明の中、お互いに熱を帯びた目で見つめ合いながら、深いキスを何度も何度も交わす。
我慢の限界を迎えた爆豪が、そっとのバスタオルを捲る。口を離し、小さく息切れをしている彼女に構わず、胸の膨らみに手を添えた。