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絶対零度のさらに向こうへ🫧if…

第2章 ❄︎大人になるということ。〜爆豪勝己2





ザザッ…



『う、…………へ…????』


「「「え、……………」」」


(は………)




















にメールを送ってから30分と少し経った頃、個室の襖が開いた。

部屋の場所までメールに記しておいたため、彼女も迷わず入って来れたのだろう。


だが…








「「えええええぇぇえーーー?!?!」」


驚き散らかす一同。
同時に、目を見開き顔を赤らめる者もいる。


爆豪も愕然とした。
あろうことか彼女は、いや、説明をしなかった自分も悪いのだが、この場にそぐわないなんとも"えっちな"服装で登場しやがったのだ。


コートは手に持っているので外で脱いだのだろう。
オフショルでアイボリー色のニット。華奢な肩と、細い首に付けている赤いリボンのチョーカーが、女子からしたらキュートなのかもしれないが、男の支配欲的な何かをそそるものがある。
更にハイウェストなミニスカートとニーハイはブラック。
少し見えている白い太ももがよく映える色である。




「ちゃんなの!?」

「ふぁ?なんで?てか…めっちゃかわいく……」

『ま、ま、まち、間違えました!!』


少しの間を置いて一気にに詰め寄る同級生達に、思いもよらぬ状況にパニックになったのかは顔を真っ赤にして部屋を出ようとする。


しかし彼女に会うのが何年ぶりかとも知れない同級生たちはそれを許さず、圧倒的数の力で彼女を座らせるのだった。








座らされた彼女は若干涙目になりながらキョロキョロと目を泳がせる。そして、


隅の方に座り一部始終を観察していた爆豪を視線に捉えると、ぷく、とほおを膨らませて見せた。


怖くもない睨みから、面白くないというように目を逸らした爆豪は。


この調子では彼女と話せるのは解散後だなと、この場に呼んだことを後悔しつつビールを口に運ぶのだった。


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