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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第10章 夏の林間合宿!




轟side


風呂上がり声のする方へ行ってみると、廊下ですでに半分寝てる紬と、その手を引く麗日の姿があった。
女子の力で部屋まで運ぶのは大変だろうと俺は紬を抱き上げ、運ぶことにした。

寝ぼけて大人しくしている紬はどこからどう見ても猫だった。
ふわふわの髪に綺麗な毛生の耳、長いまつ毛に熱持った頬。
すべてが可愛いと思った。
・・・モフモフしてぇ。
が、宿舎はそんなに広くないからすぐ部屋に着いた。

紬を起こそうと声をかけるが、やっぱり睡魔が強いらしく寝ぼけて俺の胸元にスリ、と顔を擦り付ける。

・・・ゴクリ

その光景に何だか吸い寄せられた俺は紬の顔にゆっくり近づいていった。
可愛い可愛い可愛い撫で回したいそんな感情で頭がいっぱいになっていると、爆豪が駆け寄ってきて大声を上げた。

?俺今何しようとした・・・?


とりあえず部屋に着いたことを伝えると爆豪にどやされながら部屋へ戻って行った紬。

ぼーっとその様子を眺める俺に爆豪が声をかけてきた。

「オメー今アイツに何しようとした?」
「・・・何がしたかったんだろうな?」

俺にもわからず聞き返すと爆豪は舌打ちをして部屋へ戻って行った。








爆豪side


風呂でアイツの名前が聞こえてから気になって探すが見あたらねぇ。
近くにいた丸顔に聞いてみると、半分野郎が抱き上げて連れて行ったとぬかしやがった。

急いで女子部屋の方へ向かうと、半分野郎の顔がどんどんアイツに近づいていく。
黙って見てられなくなった俺は大声で呑気に寝てる猫女を叩き起こした。
起こされたアイツは慌てて半分野郎に謝り部屋に戻って行った。

それにしても半分野郎、あの女に何しようとしてた?
聞いてみるが本人も何も考えた無かったのか、とぼけた答えが返ってきた。
これが天然ってやつかよ、めんどくせー。
俺はそれ以外聞くのをやめ、大部屋に戻ることにした。


油断と隙だらけじゃねーかアホ女。
誰でもいいんか。

そんな女みてーなことを考えてる自分にもイラつき、部屋の前で談笑してるクソ髪を殴った。



「なんだよ爆豪!超機嫌悪いな」
「なんでもねー邪魔だ!」
「えぇ・・・・」






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