【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第10章 夏の林間合宿!
休日の間はよくない想像が止まらず外出などできなかったが、休み明けに学校からフラッシュバックで見た内容と同じことが起こったと伝えられ安堵する。
そしてヴィラン対策として合宿所の変更が言い渡された。
ーーー数日後、林間合宿当日を迎えた。
「A組のバスはこっちだ!!席順に並びたまえ!!」
力む飯田の言葉をスルーしてバスに乗り込む面々。
『うわぁ』
「あ!紬!席空けといたよ!」
「「「どーぞどーぞ」」」
紬が乗り込むと、悪ふざけ組が不機嫌そうに窓際に座っている爆豪の隣を指差して座るように促してきた。
『みんな・・・。そこまで頼んでないよ・・・』
「え?嫌!?じゃあ轟の隣か!?」
『そうは言ってない!!座るよ、座ります!!』
「・・・そうなのか」
「うるせーんだよテメーら!!!」
騒がしくなる車内は1時間ほど走り続け、バスは止まった。
「休憩だー・・・」
「オシッコオシッコ・・・」
「・・・。つか何ここ、パーキングじゃなくね?」
バスから降りると、見晴らしのいい高台から広い森が見える。
ただのトイレ休憩とは違う様子に異変を察知するA組。
「何の目的もなく、では意味が薄いからな」
「よーう、イレイザー!!」
「ご無沙汰してます」
「煌めく眼でロックオン!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!」」
「今回お世話になるプロヒーロー、プッシーキャッツの皆さんだ」
そこに現れたのは4人一組でヒーロー活動を行っているプロヒーロー、プッシーキャツの2人だった。
「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね、あんたらの宿泊施設はこの山の麓ね」
「「「遠っ!!」」」
「まさか・・・」
嫌な予感を感じた数名の生徒がバスに戻ろうとするがすでに遅かった。
「悪いね諸君。合宿はもう、始まってる」
「ぎゃー!!!」
『うわっ!』
大量の土砂に押し出され、高台から突き落とされる。
「私有地につき個性の使用は自由だよ!今から3時間、自分の足で施設までおいでませ!この・・・魔獣の森を抜けて!!」
目の前には深い森が待っていた。
ーーー林間合宿スタートーーー