• テキストサイズ

【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第10章 夏の林間合宿!






翌日

「みんな・・・。土産話っ、楽しみに、ひっぐ、してるからぁぁぁ」

教室に入ると実技試験をクリアできなかった面々が絶望の表情を浮かべ教室の隅に立ち尽くした。

『うわー・・・』
「紬、よく1人で相澤先生捕まえられたな」
『あ、焦凍おはよ。まぁ、私の場合ハンデ1.5倍プラス先生の個性なしだったからね』
「それでもすげぇよ」
『へへ、ありがとっ』

後方が騒がしい中、前の席の轟が声をかけてきた。

「予鈴が鳴ったら席につけ」

相澤が教室へ入り、静まり返るクラス。

「残念ながら赤点が出た。したがって・・・、林間合宿は全員行きます」


「「「どんでんがえしだぁ!!!」」」


発表された試験結果は、筆記赤点0、実技では芦戸、上鳴、切島、砂藤、瀬呂の5人だった。
諸々の説明を受け放課後、クラスみんなで買い物に行こうと言う話の流れになった。

「紬は?いかねーか?」
『っ、ごめん実はちょっと体調悪くて』
「そうなん!?じゃあ早く帰って休んだほうがいいね!」
「紬はまた今度、女子で買い物いこー!」
『うん、ありがと。じゃあね!』

休日 A組 ショッピングモール
会話の中で聞いた3つの単語に脳内がピリつく異変があったため、紬は念のため不参加の旨を伝える。

『(・・・多分これ、行っちゃいけないやつだ)』
いつもであればこのまま相澤の元へ行き、頭痛の話をしに行くのだが紬は悩んでいた。

『(私がこのまま相澤先生にショッピングモールのことを伝えたらそもそも出久と死柄木が遭遇することなく話が発展しないんじゃ?いや、その方がいいのかな・・・)』

教室を出て歩き出すが今までよりも早いフラッシュバックに戸惑い考えがまとまらず、人気の少ない廊下で立ち止まり考え込む。


「オイ」

『(死柄木の精神的成長を止めれば巨悪にはならない・・・?)』

「シカトか」

『(いやでもさらにラスボスみたいなのがいたような・・・)』


「おい!紬!!!」

『わっ!?!?!?』

壁に向かってぶつぶつ考えていた紬の背後には爆豪がいた。
声をかけられてるのに気づかなかなった紬は驚き飛び上がる。



/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp