【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第10章 夏の林間合宿!
試験当日
筆記試験を終えて演習試験へ挑むA組生徒。
紬以外は演習内容が対ロボさんだと思い込んでいた。
「諸君らにはこれから、二人一組でここにいる教師一人と戦ってもらう!」
「尚ペアの組と対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績、親密度・・・。諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表してくぞ」
『(ドキドキ・・・)』
次々とペアが発表されていくが、紬の名前は出ない。
「先生ー!紬のこと忘れてないっすか?」
「猫宮、お前は俺と1人でやってもらう」
『ひぇ!?!?』
「「「1人!?!?」」」
衝撃的な内容に驚くクラス。
紬は相澤と一対一の対決になるようだ。
「何で紬だけ!?きつくね!?」
「猫宮は成績、戦闘スタイル、対人スキルにおいてバランスが良くてな。悪いが、頑張ってくれ」
『えぇー・・・。自信ないです』
「お前の時は俺の重りが1.5倍だ、何となかるだろ」
『うっ・・・』
「ンであいつだけ特別扱いなんだあ?俺と変われや」
「それじゃあ試験の意味ないだろ。始めるぞ!速やかにバスに乗り込め」
轟、八百万ペアが終わるまでの間、紬はリカバリーガールのいるモニタールームへ移動した。
「おや、来たかい。あれから調子は?」
『こんにちはリカバリーガール。特に大きな異変はないです』
「そうかい・・・。今回の試験、きついかもしれないけどね、あの男なりの心配の形なのさ」
『えっ?』
「あんたは多分、チームアップが得意なタイプなんだろう。逆に1人では決め手に欠ける。そこを修正したいんだろうね」
『先生・・・』
リカバリーガールの言葉にハッとする紬。
1人でも戦い抜く力、確かに今の自分に足りないと思っていたものだ。
覚悟を決めた紬は相澤VS轟&八百万戦のモニターを見つめた。