【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第9章 職場体験
「お前、もっと上から声かからんかったンか」
『え?まぁあるにはあるけど・・・。体育祭の反省を込めて?』
「どんなに武術極めようが俺には勝てねぇよ」
『う・・・。そんなんわかんないじゃんか』
「わかってんだよタコ」
『タコじゃ無くて猫ですー』
「っち」
駅に集合した職場体験当日。
麗日と同じ方角へ行こうとすると、爆豪に声をかけられた。
『爆豪はベストジーニストだっけ?さすがだねぇー!がんばって!』
「言われなくともわーっとるわ」
爆豪と少し会話をした後別れを告げ、新幹線に乗り込みガンヘッド事務所へ向かった。
「なんかあれやね、爆豪くんに敗北したチーム」
『確かに、やっぱ機転とか素早さ以前に圧倒的強さが足りなかったわ』
「センスの塊やもんね・・・。すごいなぁ紬ちゃんは」
『え?』
「その、好きなんでしょ?なのに真剣に立ち向かって行ってたから」
『あぁ!なんかさ、対等になれるくらい強くないと興味持ってもらえなさそうじゃない?』
「!あー・・・。確かに」
頬を赤らめながら聞いてくる麗日にあっけらかんと答える紬。
麗日はその答えに想像はできなくとも納得はいったようだ。
話しながら事務所にたどり着きコスチュームに着替えると、ガンヘッドが出迎えてくれた。
「やぁ!よく来てくれたね!これから3日間よろしくね」
「お願いします!(喋り方かわええ・・・)」
『よろしくお願いします!(中身は可愛らしいなぁ)』
紬とお茶子の3日間の職場体験が始まった。