【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第9章 職場体験
青山、芦戸の個性的なヒーロー名に大喜利のような空気になるなか、蛙吹がまともな名前を発表し、安堵の空気が流れた。
勢いに乗り次々と発表されていく中・・・。
「次!猫宮さんね」
『えーっと・・・。"Cat See"(キャットシー)』
「うんうん!猫の妖精ケットシーと猫は見ているがかかってるのね!」
「かわええ!!」
「洒落てるぅ!」
実は幼少期から色々考えていたこともあり、ヒーロー名はすぐに決まった。
響きは猫の妖精、ケットシー。
意味は猫は見ている。
そのまんまだが、響きと、ヴィランの悪質な動きを見逃さないと言う意思が掛かっており、気に入ってる。
みんなからのリアクションも悪く無く、満足気な紬。
飯田、轟は自身の名前を書き、緑谷はデクに決まった。
一方何度案をだしてもヴィランの名前のようになってしまう爆豪だけが、ヒーロー名未定となり、話は職場体験は移った。
紬に渡された指名リストにはさまざまな名前が連なっているが、指名が来ているなら行きたいと思っていた場所があった。
『ガンヘッド・・・』
自分に圧倒的に足りてないもの。
それは対人戦での決定打だった。
「え!紬ちゃんもガンヘッドのとこいくん!?」
『あ、お茶子ちゃん。うん、やっぱすばしっこいだけじゃダメなって思ってね』
「もっとすごいところから声かかってたんじゃ?」
『できるだけ自分の個性活かしたいから・・・。ほら、やっぱ私の個性じゃどうしても接近戦になっちゃうし』
「!!なるほど!じゃあ一緒に頑張ろうね!」
『うん!よろしく』
近くで気合い十分なお茶子に声をかけられ、紬にも気合いが入る。
実はベストジーニストからも指名があったのだが、ストーカーの容疑をさらに濃くするのは嫌だし、あの爆豪を見て笑いを抑えられるはずもないので避けたのは誰にも内緒だった。