【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第7章 体育祭!!!
紬VS常闇戦、スタート
「油断も手加減もしないぞ。退くなら今のうちだ」
『そんなのしないよ!』
【猫対鳥!どちらが勝つのかぁ!?】
【その例え、いいのか・・・?】
スタートの合図でダークシャドウを繰り出す常闇。
すかさず交わし続ける紬。
『(持久戦はよろしくないな。やおもも見たいな創造があればライトでも作って弱体化できるけど)・・・よっ、ほっ』
脳内でシミュレーションしながら体を動かし続ける。
試合が長引くと紬のスタミナ切れがやってくる。
決めるなら一瞬。
「なかなかやるな・・・。だがいつまで続くか」
『できればすぐ終わらせたいな、なんて!』
「何を・・・!?」
「ぐえっ」
履いていた靴を脱ぎダークシャドウめがけて投げつけ距離を詰め、次の瞬間。
【バッ】
更に来ていたジャージを脱ぎ常闇の顔面に覆い被せる。
『捕まえたー』
「くっ、離せっ・・・」
【な、なんと猫宮!目眩しの隙に常闇を羽交締めだぁ!!】
『密着してればダークシャドウも迂闊には手出しできないでしょ?正直怪我とかさせたくないんだけど・・・。降参しないなら締め落としちゃうよ♡』
「くっ・・・参った」
【常闇くん、降参!勝者猫宮さん!】
【マジかよ猫宮!あのチート個性に勝ちやがった!!?】
『よっしゃ!』
「ここまでやるとはな、紬」
『いやー、正直卑怯だなとは思うよ、ごめんね!』
「いや、勝利は勝利だ」
「うおおおお!あの常闇に勝ちやがった!?」
「やべーな紬!意外とパワー系もいけるの?」
意外な展開に盛り上がりを見せた試合が終わった。
『(え?私すごくない?前世パンピーだよ?愛の力ってやつ?)』
『あ、勝己ー!!!勝ったよ!』
「・・・おお」
控室に戻ると、これから試合に向かう爆豪が立っていた。
『勝己も、頑張ってね!』
「誰に言ってやがる」
『へへっ』
紬と言葉を交わした爆豪は控室を後にし、試合へと向かって行った。