【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第7章 体育祭!!!
爆豪の不敵な選手宣誓を終え、いよいよ始まる障害物競走。
「さぁさぁ、位置につきまくりなさい。・・・スタート!!」
ミッドナイトの合図に一斉に走り出す生徒たち。
最初に群れから飛び出したのは轟だった。
その後ろから続々と抜け出てくるA組メンバー。
『よっ。わかっててもやっぱ走りにくいなぁ。まだ4足には出来ないかぁ』
轟の氷結を避けつつ、軽い身のこなしで進んでいく紬。
次々に障害物として入試時のロボがでてくるが、こちらも足場として利用できるので問題なかった。
「やるねぇ紬!」
『おぉー、瀬呂くん!私だって猫だからね!避けて飛んで走るのは・・・得意なの!』
「む、負けてられんぞダークシャドウ」
「アイヨ!」
先頭を走る轟を追うのは爆豪、その後ろを瀬呂、常闇、紬が同じようにロボの頭上を飛び上がって行った。
第一関門を抜け、第二関門の綱渡りゾーン。
『ここも得意分野!』
「けろっ!」
「梅雨ちゃん、紬ちゃん・・・やりおる!」
蛙吹と共に綱渡りを終え、次は地雷ゾーンへ進んでいく。
『んー、靴、邪魔だな』
ぽいと靴を脱ぎ裸足になる紬。
【裸足いい!?こんなとこで何考えんだ猫娘!】
【あいつの手足は猫の肉急と同じ感覚になっている。おそらく地雷を察知するのに靴が邪魔なんだろう】
【なーるほどぉ!でも結構リスキーなんじゃない??】
【そうだな・・・】
一面の地雷原を前に防御力を捨てる紬にプレゼントマイクと相澤の解説が入る。
『(いいじゃん、いいじゃん。そこそこ見られてるんじゃない?)』
紬はリスクを負いつつも感覚の強化と目立つ事を目的としていたため満足気だ。
前方で繰り広げられる緑谷、轟、爆豪の攻防戦に巻き添えを喰らわない様後を追い、何とか4位で1回戦突破を果たした紬だった。