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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第6章 救助訓練





「16・・・17、18・・・。両足重傷の彼を除いてほぼ全員無事か」

逃げた2人以外の残ったヴィランを後から駆けつけた警察が回収し、生徒の安否確認が行われる。
緑谷は両足に大怪我を負ったのですでにリカバリーガールの元へ運ばれて行った。


「おい」
『ん?』
「お前、ヴィランが来た時様子がおかしかったが、何かされたんか」
『え?あっ・・・。いや。多分関係ないと思う』

「・・・今は、何ともねぇンか」

おそらく爆豪は、ワープゲート達がUSJ内に侵入してきた時に紬が頭痛により動けなくなったことを言っている。

『うん。多分偏頭痛的なやつだと思う』
「・・・そーかよ」
『ふふ、心配してくれてありがとう』

爆豪的には洗脳とか催眠をかけられたりしたことでヴィランに操られていることなどを懸念しての声かけなのだろうが、嬉しくなった紬はついつい笑みがこぼれてしまう。

「何笑っとンだ、アホ」
『いやー、初めて優しくしてもらっ「殺すぞボケカス」・・・』

「おい、お前らよくあんな事件の直後にイチャイチャしてられんな」
「してねーわクソ髪!!!!」
『これって勝己なりのイチャイチャだったの!?』

「とりあえず、生徒らは教室へ戻ってもらおう。すぐ事情聴取って訳にもいかんだろ」



教室へ戻る前に、先に運ばれて行った先生や緑谷の容態を聞き、不安が残るも命に別状は無いとのことで生徒たちは納得し戻って行った。


「三茶!あと頼んたぞ」
「了解」


「紬も成長したらもしかして・・・」
『いやいや、ならないならない』

三茶と呼ばれた猫の警察官を見て、芦戸が声をかけてくる。
その姿は二足歩行しているほぼ猫。
方や紬は人間に耳と尻尾が付いているような形だ。

『・・・、と言うか実は幼少期の方が猫に近かった』
「そうなの!?」
『まぁ、似たような個性って結構あるから・・・。タイプがそれぞれ違うんだと思うよ』

実は成長するに連れて人間の姿へ近づいた紬は苦笑いしながら芦戸にそう告げるとそそくさと歩いて行った。


『(あれ?ってことはそのうちただの人間になったりするのかな)』


自分過去の容姿を思い出したことで謎の不安が出てきた紬であった。



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