【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第6章 救助訓練
翌日は当然のことながら臨時休校となり、事件から2日後。
『おはよー。あ、出久だ!足大丈夫?』
「い、いず・・・!?う、うん!リカバリーガールのところでほぼ治してもらえたから。昨日で体も休められたし」
『そっか、よかったぁ。一昨日とっさのことでつい名前で呼んじゃって、変えるのも変だから、いいかな?』
「う、うん!もちろんだよ!(女子から名前で・・・!?)」
事件中名前で呼ばれていたことに気づいていなかったらしい緑谷は驚き照れつつも受け入れた。
「毎度毎度俺の通路塞ぐのが趣味なんかテメーは」
『あ、勝己おはよー!ごめんごめん』
緑谷と話し込んでいると、後ろから爆豪が現れ声をかけられる。
あんなことがあったのに普段と変わらない様子は流石と言った感じだ。
紬は爆豪に一言謝罪を入れ、自分の席に着く。
「皆ー!朝のHRが始まる、席につけー!!」
「ついてるよー。ついてねーのおめーだけだ」
「おはよう」
「相澤先生復帰はえぇぇ!!!」
張り切る飯田を他所に教室へ入ってきたのは放題ぐるぐる巻きの相澤だった。
「先生!無事だったのですね!」
「無事いうんかなあれ・・・」
「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「戦い?」
「まさか・・・」
「またヴィランが・・・!?」
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校っぽいのきたぁぁぁあ!!!」」」
『あっ・・・』
そう、USJ事件の次は雄英体育祭。
結構大きなイベントのはずだが、以前のような頭痛も無ければ靄がかかってる感じもなく、鮮明に展開を思い出せる。
ヴィランが関係してないからだろうか。
これなら何とか立ち回って行くこともできそうだ。
物語を変える訳にもいかないが、ヒーローにはなりたい気持ちは本物のため、極力目立つことも必要だと考えているからだ。
『(まぁ、変えようと思っても勝己と焦凍に勝てる気もしないんだけど)』
体育祭での立ち回りや対策を考えていると雄英体育祭の説明は終わっていた。