• テキストサイズ

【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第6章 救助訓練





「攻略された上にほぼ全員無傷・・・。すごいなぁ最近の子供は・・・。恥ずかしくなってくるぜヴィラン連合・・・脳無、爆発小僧をやっつけろ。出入り口の奪還だ」

「「「!?」」」

ボヤく男の声に反応した脳無という怪物が動き出した。
轟の凍結により体が割れているにも関わらず、何も感じていないように普通に動いている姿はモンスターそのものだ。

「体が割れてるのに、動いてる・・・!?」
「皆んな下がれ!!なんだ!?ショック吸収の個性じゃないのか!?」

「別にそれだけとは言ってないだろう。これは超再生だな。・・・脳無はおまえの100%にも耐えられるよう改造された、超高性能サンドバッグ人間さ」

脳無が猛スピードで爆豪の元へ向かう。

「かっちゃん!!!」
『勝己!!!』

「かっちゃん!!?よっ、避けたの!?すごい・・・!」
「違ぇよ黙れカス」

ものすごい爆風と共に姿が一瞬見えなくなったものの、オールマイトが爆豪を庇い、爆豪は紬と緑谷の側へ吹っ飛ばされてきた。

「・・・加減を知らんのか・・・・・」

「仲間を救けるためさ、仕方ないだろ?さっきだってホラ、そこの・・・あーー、地味なやつ。あいつが思いっ切り殴りかかろうとしたぜ?他が為に振るう暴力は美談になるんだろう?ヒーロー?」

男は緑谷を指差しそう話すとオールマイトに向かって語り出す。

「俺はな、オールマイト!怒ってるんだ!同じ暴力がヒーローとヴィランでカテゴライズされ、善し悪しが決まるこの世の中に!!何が平和の象徴!!所詮抑圧の為の暴力装置ばお前は!暴力は暴力しか生まないのだと、お前を殺すことでこの世に知らしめるのさ!」

「めちゃくちゃだな。そういう思想犯の眼は静かに燃るもの。自分が楽しみたいだけだろ、嘘つきめ」

「バレるの早・・・」


話す2人の様子を見つつ、参戦する機会を伺う轟、緑谷、爆豪、切島。
紬はこの後の展開を思い出し、相澤を運ぶ蛙吹と峰田の元へ向かおうとしていた。

「おい、今動くな」
『え?』
「あの手のやつがどう動くかわかんねぇ・・・。下手に動くんじゃねぇ」
『あ、うん・・・』

移動しようとすると爆豪に手を掴まれ、動けなくなってしまった。

目の前の戦いに目を戻すと、オールマイトが一方的に脳無を殴り続け、ショック吸収を上回るパワーで吹き飛ばしていった。


/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp