【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第6章 救助訓練
「すっげー!!USJかよ!!?」
到着した先には膨大な規模の演習場。
「水難事故、土砂災害、火事、etc・・・。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も・・・ウソの災害や事故ルーム"USJ"!!」
「スペースヒーロー13号だ!!」
「わー!私大好きなの13号ー!」
大きな演習場と新たなプロヒーローの登場に盛り上がる一同。
「えー、始める前にお小言を一つ、二つ、三つ・・・四つ・・・」
(((増える・・・)))
「みなさんご存知だとは思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性で、どんな災害からも人を救いあげるんですよね!」
「ええ・・・。しかし簡単に人を殺せる力です。みんなの中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体感したかと思います。この授業では・・・心機一転!人命の為に個性をどう使用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと、心得て帰ってくださいな。以上!ご静聴ありがとうございました」
「ステキー!」
「ブラボー!ブラーボー!!!」
「そんじゃあ、まずは・・・」
13号の演説が終わり、授業が始まろうとしたその時。
「・・・・?!ひとかたまりになって動くな!」
「え?」
「13号!!生徒を守れ」
突如現れた闇。
闇から出てくる見慣れない人の群れ。
「何だありゃ?また入試ン時みたいなもう始まってんぞパターン?」
「動くな!あれは・・・ヴィランだ!!」
「13号にイレイザーヘッドですか・・・。先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが」
「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
「どこだよ・・・。せっかくこんなに大衆引き連れて来たのにさ・・・。オールマイト・・・平和の象徴・・・。いないなんて、子供を殺せば来るのかな?」
それは突然やってきた。
紬の脳内も少しずつ靄が晴れていく。