【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第6章 救助訓練
轟side
演習場へ移動するためのバスの中に紬が入ってきて、思わず隣に座るよう声をかけた。
紬は一瞬驚きつつも、隣に座ってくれた。
俺の前が爆豪だったから、気を遣ってくれたのかと紬に囁かれた時はどうにかなりそうだった。
紬のふわふわな髪の毛が頬を掠めてくすぐったいし、この間我慢したはずのモフモフ欲が爆発するかと思った。
距離感に気づいて慌てる紬も可愛かった。
気を遣ったつもりなんてねぇが、とりあえず紬の言うことに乗っかっておいた。
ほんとのこと言ったら変態と思われるかもしれねーから。
その後のバスの中で爆豪について話を振られた紬が咽せてたが、顔を赤くしながら爆豪の顔が好きって言ってた。
目が吊り上がってるのが好きなのか・・・?
爆豪side
バスの後ろの席でコソコソ話す半分野郎と猫女に苛立つ。
何だその距離は、離れろや。
好きだ好きだと言う割に他の男との距離の近さにイラついてると、前の騒がしい奴らまで絡んできやがった。
透明の質問に吹き出したアイツが出した答えは顔と声。
ふざけとんのかコイツは。
つか声って何だ。意味がわからん。
恥じらいもないんか。
いい加減うざったくなって振り返ったアイツの顔は少し赤かった。
調子狂うわクソが。