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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第11章 脱出作戦





「先生ぇ・・・?テメェがボスじゃねえのかよ・・・!白けんな」

「黒霧、コンプレス、また眠らせてしまっておけ」
「・・・ここまで人の話聞かねーとは・・・。逆に感心するぜ」
「聞いて欲しけりゃ土下座して死ね!」
『(絶対逃げ切る・・・)』


【コンコン】


「ピザーラ神野店でーす」


【ドカーン】


扉の向こうから気の抜けた声と同時に別方向からオールマイトが壁をぶち破り突入してくる。


「なんだ!?」

「黒霧!ゲート・・・」

「先制必縛ウルシ鎖牢!!!」

「ぐっ」
「木ィ!?こんなもん・・・」
「逸んなよ、大人しくしといた方が・・・身のためだぜ」


流れるような連携でヴィラン連合を拘束していくプロヒーローたち。


「怖かったろうに・・・よく耐えた!ごめんな、もう大丈夫だ!」
「こっ怖くねぇよ!ヨユーだクソッ!!」

助けに来たオールマイトに言葉をかけられ、一瞬表情が緩むが、すぐに切り替えて気丈に振る舞う爆豪。

『(まだ、今じゃない・・・)』

紬はできるだけ気配を消し、状況を見守っていた。
おそらくすぐに次の手がやってくるであろうことを警戒して。

もしかしたら、そのタイミングで自分は連れて行かれないかもしれない。そんな淡い希望を抱く。


オールマイトがオールフォーワンない場所を問い詰めた次の瞬間ーーー

【ドドドド】

「脳無!?」
「エッジショット!黒霧は!?
「気絶している!こいつの仕業ではないぞ!」

大量の黒い液体と共に湧き出す脳無たち。


「お"!?」
『がっ!?』

出現した脳無達に気を取られていると、ヴィラン連合と爆豪、紬たちが黒い液体に包まれていく。


紬の微かな希望は、ここで断たれてしまった。










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