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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第11章 脱出作戦







紬と爆豪の目の前にはヴィラン連合が勢揃いしていた。
その奥には一台のテレビ。
テレビには現在行われているであろう雄英による記者会見の様子が映し出されていた。


「不思議なもんだよなぁ・・・。なぜ奴らが責められてる!?奴らは少ーし対応がズレてただけだ!守るのが仕事だから?誰だってミスの一つや二つはある!"お前らは完璧でいろ"って!?現代ヒーローってのは堅っ苦しいなぁ、爆豪くんよ!」

ニュースを見ていた死柄木がスピーチをするように語り出す。
目的は凝り固まった現代社会の価値観がほんとにあっているのか、国民全員に考えさせること、と宣うヴィラン連合。

「君もそうだ、猫宮紬」
「『!?』」
「この世界のはぐれ者、この世にいちゃいけない存在らしいな?」
『どーいうこと・・・?』
「先生が言ってたぜ・・・。君は本来こちら側にいるべき人間なんだよ・・・。君のようなはぐれ者も生きやすい世界俺たちと一緒に作らないか?」
『・・・』



「荼毘、コイツらの拘束外せ」
「は?暴れるぞこいつら」
「いいんだよ、対応に扱わなきゃな。スカウトだもの」
「トゥワイス、外せ」
「はァ俺!?嫌だし!」


話を聞き黙る紬達を見て、拘束を外すよう指示する死柄木。
最終的にトゥワイスが外すことになった。

【カチャ】
『・・・・』

【カチャ】
【Boom】

「黙って聞いてりゃダラッダラよぉ・・・。馬鹿は要約できねーから話が長ぇ!」

黙って拘束を外される紬とは対照的に、外された途端に死柄木めがけて爆破する爆豪。

「要は"嫌がらせしてぇから、仲間になってください"だろ!?・・・無駄だよ。俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた。誰が何言ってこようが、そこァもう曲がらねぇ」

「死柄木!」

『・・・・・・』
「テメーも黙って見てねぇで抵抗しろや!」
『っ!う、うん!私も、私の道は!これしかないから!』

様子を伺っていた紬に爆豪が声をかけ、二人は戦闘態勢をとる。







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