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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第11章 脱出作戦





『んっ・・・・?』

泣き疲れた寝てしまった紬が目を覚ますと、視界いっぱいに爆豪の顔が広がっている。

『な!?』
「・・・あ?」

慌てて飛び起きる紬の声に釣られて起きる爆豪。
眠る紬の頭を自身の胸元にもたれさせ、爆豪もそのまま眠ってしまったようだ。


「おう、目ぇ覚めたかよ」
『は、はい!すみませんでした!』

顔を真っ赤にし慌てふためく紬を見て口元が緩む。

「はっ、そんだけ元気なら大丈夫そうだな。昨日、何があった」
『っ!・・・。大した事は、ないんだよ。ただ・・・怖くて』
「あ?初陣でヴィランの大群に突っ込んでくような女が怖い?」

紬は連れていかれた個室で起きたことを爆豪に話す。

「・・・。そんだけか」
『・・・ハイ』

ただ言葉を交わしただけと言う内容は、爆豪を安心させた。

「そりゃあ連合のラスボスがあの手のやつじゃねぇってことだな」
『うん、そう・・・』
「アイツらがなんでオメーの体の構造を知ってんのかはわかんねーが・・・。とにかくここを出るぞ」
『・・・うん』


爆豪は無事脱出できることがわかっているが、自分はどうなるのだろう。
あの脱出方法では自分が邪魔になる事はわかりきっている。
何とか足手纏いにならないよう、自力で脱出する方法を考える紬。

【ガチャ】

「時間だ、全員そろった。こっちに来い」


紬の思考を妨げるように荼毘が部屋へきた。

『・・・勝己』
「あ?」
『勝己は冷静な思考を持ってる。自分の思うように動いてね』
「・・・ったりめーだアホ」

そう小声で会話をすると、荼毘の後をついて行った。








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