第12章 球技大会
待ちにまったクラスマッチ当日
私たち女バレチームはいきなり3年生の先輩と当たった。高山ちゃんいわく、元キャプテンだった先輩が居るらしい。それでも何とか頑張って、2セット目と3セット目を取り、勝利した。男バレチームも2年の先輩相手に勝ったそうだ。
芽「出だし良好だね!この調子で1位取ろー!」
高山「そうだね!いけるよ!」
「うん!!頑張ろ」
それからと言うもの宣言通り順調に勝ち進んで行った私達は、決勝戦を迎えた。
一方、男子チームも順調に勝ち進め決勝戦まで残っていた。決勝の相手は、及川さん率いるアベンジャーズチーム。私たちの相手も全員バレー経験者のチーム。
先に試合が行われたのは男バレの方だったから、皆で応援に行くことにした。
「国見くん!!応援してるね」
国「ありがと」
国(及川さん相手に勝てる気しないけど、凛が見てるし負けたくない)
試合が始まる。
及「国見ちゃんじゃん!よろしくねー」
国「及川さん、手加減してくださいね」
そんな事言ってもしてくれないって分かってるけど
1セット目は及川さんチームに取られた。2セット目、何とか頑張って取り返した。
及「国見ちゃん、いつもよりよく動いてるね。」
国「負けたくないですから」
運命の3セット目が始まる。我ながらよく頑張ってると思う。あの及川さん相手にデュースで接戦なんだから
及「やるねー、国見ちゃん」
国「及川さんは相変わらずですね」
「頑張れ!!」
凛の応援が聞こえる。すげー張り切ってるな。応援なんて気にしたことなかったけど、嬉しい。
粘ったものの及川さんチームは強くて、3セット目を取られてしまった。男子の結果は2位。でも、凄くいい試合で、私達も決勝戦頑張ろって思えたんだ。
次は私たちの試合が始まる
高山「頑張るぞー!」
みんな「おーー!!」
みんな経験者なだけあってすごく強い。1セット目はデュースの末、私たちが取った。2セット目は相手に取られちゃったけど。男子と同じく、運命の3セット目。
「私たちなら勝てる!」
芽「それな!!いける」
高山「いけるね!」
3セット目も接戦が続き、デュースになった。