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ツンデレな彼を落としたい
第1章 始まりの春
ボーッとしていた俺に声をかけてきたのは、同じバレー部の同級生である鎌やんこと鎌先。
鎌 「おい、、! 早く行かないと食堂のパン無くなるぞ。絶対授業聞いてなかったろ笑」
茂 「やっべ、ボーッとしてた。今行く!」
なんて答えながら、急いで教科書を片付ける。
春だからだろうか、最近頻繁にあの事件を思い出すのは。
自分の無力さと、優衣母との約束を再確認し、思い出したところで戻れる訳でもないのになんて自嘲気味に笑い学食に向かった。
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