第11章 クリスマス
席に戻ると
芽「ねー、クリスマス彼氏とデートするなら、放課後買い物行かない?」
「え!付き合ってくれるの?嬉しい!!友達と放課後出掛けるの憧れだったんだー」
嬉しくてつい大っきい声で話しちゃった。
芽「凛可愛い。私も凛と出かけるの楽しみ!」
芽衣の提案で放課後一緒に出かけることになった。楽しみ過ぎて早く終わらないかなーって授業中ずっと考えるくらい。
放課後、芽衣の付き添いのもと、堅治君にあげるクリスマスプレゼントとデート用の可愛い洋服を買った。気合を入れて、ミニスカートを買ってみた!買ったはいいけど、デートの約束なんてしてないけど、
芽「ねー、クリスマスって聖なる夜じゃん?下着は買わなくていいの、?」
突然爆弾をおとしてくる芽衣
「なっ、え?ま、まだ私には早いよ!下着なんて、そこまで気合い入れなくても」
芽「お!意味は一応分かるみたいだね笑 んー、凛はまだ早いって思ってても向こうは分かんないよ?念の為準備しておいたら?」
「でも、用意周到すぎて引かれるかもじゃん」
抗議も虚しく、結局芽衣におされて白地に赤の刺繍が入ったクリスマスカラーの下着を買った。
その後は芽衣とアイスを食べたり、プリクラを撮ったりして過ごした。初めてのお出かけが楽しくてすごく嬉しかった。
「芽衣!ありがとね、誘ってくれて。凄く楽しい!」
芽「変なの笑 友達と出かけるなんて初めてじゃないでしょ?」
「それが初めてなんですー笑」
芽「うそ、まじ?友達居なかったわけじゃないよね?」
「んー、昔凄く仲の良かった友達が居なくなってからは、友達できたこと無かったかも、笑」
芽「そっか。その子とまた会えるといいね!私とはこれからもいっぱい出かけよう!」
前向きで明るい芽衣を見てるとこっちまで明るい気持ちになる。つられて笑い、元気よく「うん!!」って答えた
あっという間に日が落ち、芽衣と別れて家に帰る。家に着いた私は早速、堅治君に連絡する。
【堅治君!クリスマス空いてる、?】
少し時間が空き返事が返ってきた。
二【あたりまえ!ていうか、空けてなかったら怒るからな】
【良かった。私も空けてるよ!デートリベンジしたいし、堅治君と過ごしたい】
二【ん。俺も】
素っ気ない返信だけど、スマホを見る彼の顔はきっと、ニヤけてる。