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ツンデレな彼を落としたい

第10章 初デート


☆凛side

朝早くに目が覚めた。夜は9時くらいには寝てたし、早くに起きたって言っても、8時間か9時間くらいは寝ていたと思う。久しぶりによく寝たなーっと伸びをし、ふと横を見る。驚いた私は多分目が点になってたと思う

こちらに顔を向けて寝ている二口さんの姿が目に入る。

(寝てたら、少し幼くなるんだ、可愛い!ていうか、寝相良いんだ)

添い寝している状況よりも、寝ている顔が可愛くてつい見とれてしまった。シングルベッドで2人で寝るのは狭いはずなのに、床が寒くて入ってきたのだろうか。想像しただけで、可愛くて萌えてしまった。

時間は朝の5時。熱も下がり元気になった私は、そっと布団から抜け出しお風呂に入った。部屋に戻ると二口さんはまだ寝ていた。

(また二口さんの横に入りたいな。でも、お布団入る時に起きたら、可愛い寝顔見れないし、、。)

悩んだ末、欲望に負けた私はこっそり布団に入った。

(二口さん起きなかった!良かった!!)

自然と肩が当たってドキドキすると同時にもっと触れたい欲に駆られた私は、二口さんの腕に抱きついた。人の体温が心地よくて、そのまま、また眠ってしまった。

☆二口side

「、、ッ、、!!」

俺は手で口元を抑える。

(多分今顔やばい、ほんと勘弁してくれ。穴があく程顔見られて、起きるタイミング逃したわ)

隣に好きなやつ居て、流石にぐっすりは寝れなかった。熱あるし、心配で寝れなかったのもあるけど。だから凛が起きたタイミングで起きようと思ったのに、びっくりした顔が面白すぎるから、もう少し寝たふりしようと思ったのだ。

凛が布団から抜け出し、ゴソゴソしだした時に起きようとも思ったけど、下着とか普通に持ち歩いてたし今起きたら怒られそうだからやめた。凛が風呂に入った後は眠くて少し寝てしまっていた。

部屋の扉が開く音で目が覚めると、彼女が何やら葛藤していた。

(俺が床に敷いた布団で寝るか、ベットで寝るかとかそんな感じか、?)

そんなことを考えていたら、隣に潜り込んできた凛が俺の腕に抱きついてきた。

(健全な男子高校生舐めんな)

無意識に俺の腕に胸を当ててくる彼女が無防備すぎて普通に心配になった。眠る彼女の髪にキスを落とし、心地よい温もりに俺はまた目を閉じた。
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