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ツンデレな彼を落としたい

第10章 初デート


☆二口side

凛の家を出てコンビニへと向かう。冷えピタとゼリー、スポドリなど必要そうなものを買い、家に戻った。

(流石にもう寝たか。)

赤い顔をして眠る彼女の額に冷えピタを貼った。首に触れてみるとかなり熱い。

(起きたら何か食べて、薬飲ませないとな。)

起きるまで暇だなと思いながら、部屋の周りを何となく見てみた。

(彼氏だし、彼女の部屋気になるのはしゃーない。)

丁寧に畳まれた服を見ると昨日一生懸命選んでくれたのが分かる。これで湯冷めでもしたのかもな。
全体的に女子って感じの部屋で、化粧品やら色々机の横の棚に置いてあった。

そして1つ、大事そうに飾ってある写真に目が止まる。3人で写ってる写真だった。バレーボール持ってるし、多分バレーしてた時のだと思う。1人は凛で、もう1人は多分茂庭さんかな。何となく面影あるし。そしてもう1人は凛の兄ちゃんっぽい。顔が少し似てるし。

(へー、あいつ兄貴居るのか。付き合ってても知らねーことっていっぱいあるな)

そんなことを思いながら、まじまじと写真を見ていた。

何時間が経っただろう。日も暮れて少し経った頃、凛が目を覚ました。さっきよりは楽になったような顔をしていて少し安心した。

「はよ。起きれるか?少しはなんか食わねーと。」

凛「ずっと居てくれてありがとうございます。薬飲まないとですね」

そばに居たのがそんなに嬉しかったのか安心したように笑う凛。俺はコンビニで買ったゼリーとスプーンを渡し、食べるように促した。

凛「いただきます。」

モグモグと食べる横で、その姿を見ていた。

凛「食べにくいです、、。それに寝起きの顔恥ずかしいので見ないでください!」

恥ずかしがる彼女に悪戯心が芽生える。

「食べにくいなら、食べさせてやろーか?」

凛「なっ!そういう食べにくいじゃなくて。」

抗議しようとする彼女のスプーンとゼリーを奪い、スプーンに乗せたゼリーを口元へと運ぶ。

「はい、あーん。」

ふざけて食べさせようとした。いや、ふざけじゃねーな。本気で食べさせようとした。

凛「っ/// ん、美味しいです。」

恥ずかしがったものの観念して、ゼリーを食べる凛
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