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ツンデレな彼を落としたい

第10章 初デート


☆凛side

二口さんからデートのお誘いが来た私は完全に浮かれてた。だってまさか誘ってくれるなんて思わなかったし、大事なオフを私の為に使ってくれると思うと嬉しくてたまらない。

土曜日の部活は、気を引き締めて取り組んだ。じゃないと常にニヤケてしまいそうだったから。関係が変わって、初の部活。いつもよりかっこよく見える二口さんにドキドキした。気を引き締めていても、何度か顔に出ていたらしい。舞さんが、やっと付き合えてよかったねって言ってくれた。話によると二口さんが無自覚で惚気けてるらしい。だから部員の人たちもみんな知ってるって。微笑ましく見守ってくれるみんなに少し恥ずかしい気持ちになった。

部活を終え家に帰った後、急いでお風呂に入り、ご飯を食べた。やることを済ませた私は明日のデートのための準備を始めた。服に髪型、メイク。どれもすぐには決まらない。そもそも二口さんの好きな服装とか分かんないし、水族館に合う服装とか難しいんだもん。悩みに悩んだ末、ロングコートにデニムパンツ、少しタイトなニットに決めた。髪は、緩くお団子にして、伊達メガネでもかけていこーかな
明日が楽しみで眠れない私は、何となくスマホを開き二口さんにLINEを送ってみる事にした。

【明日が楽しみ過ぎて眠れないです( ´•ω•` )】

二【早く寝ろよ。俺も頑張って寝るから。】

頑張って寝るって事は寝られないんだろうなとか考えてたら可愛いくて、余計寝られなくなった。




次の日、朝起きた私は絶望した。

(多分熱ある。昨日の1人ファッションショーで湯冷めしたかも。いや、でも熱測ってないから、分からないし多分気持ちの問題だ。うん、そうだ。そーいう事にしておこう。)

怠い体を引きずって、準備をして待ち合わせ場所へと向かった。待ち合わせ場所は二口さんが私の最寄り駅にしてくれたから、歩いて駅に行った。

(やっぱりちょっとしんどいかも。足元フラフラする気が、、、。)

駅に着くと既に二口さんが待ってくれていた。ロングコートにニット、チェックズボンを履いていた。

「すみません、待たせちゃいましたか?」

二「全然。ていうか、私服いいな新鮮で」

「二口さんの私服好きです。なんか、私たち今日服装似てますね笑」

二「だな!」

自然と手を取られ、駅の改札へと向かう途中二口さんが足を止めた。
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