• テキストサイズ

ツンデレな彼を落としたい

第10章 初デート


☆二口side

日曜日の部活が体育館の点検作業でオフになった。
部員には予め報告しておいた。あと知らないのは凛だけ。予定が空いた俺は遊びに誘おうとLINEを開く。

【日曜日の部活が体育館の点検でオフになったから。】

最初はオフの連絡を入れる。

凛【教えてくれてありがとうございます!】

俺と付き合ってるのに敬語だし、そもそも苗字にさん付けで呼んでくる。なんかすげーモヤモヤする。付き合えたはずなのに、他人行儀というか。
そんなことを思いながら、返信する。

【オフになったし予定ないなら、一緒に出かけよーぜ。】

ソワソワしながら連絡を待つ。

凛【予定ないです。日曜日、楽しみにしてます!】

返ってきたメッセージに浮かれた俺は、スマホを見ながらニヤケてたらしい。青根に思いっきり背中を叩かれた。

【俺も楽しみにしてる。】

LINEを返し何処に行こうか悩んだ俺は、クラスの彼女持ちの友達に聞いてみる事にした

「なー、初めてのデートってどこ行くべき?」

友達「は!?お前彼女出来たの?マジかよ!」

「なんだよ、失礼だな。」

友達「違うわ。お前知らねーの?うちの女子でお前狙いのやつ結構いたんだよ。そんな二口が選んだ相手ってどんな子なん?」

「へーー。俺の彼女はすげー可愛いやつだよ。先輩の従姉妹で、うちのバレー部のマネ」

友達「お前まじ興味無い事はとことん興味無いな。え、てことは伊達工の子?」

「いや、青城の子」

友達「まじか、超制服かわいいところじゃん。めっちゃ気になる。写真とかないの?」

「持ってても見せねーよ。絶対」

友達「意外と独占欲強いのな、二口は。浮かれた話なんて聞かんかったから、嬉しいよ俺は!それでデートだよな、無難に映画とか?家デートはまだ早いから普通に無しな。」

「映画かー。ちょっと考えてみるわ。ありがとな」

友達「ん。写真撮ったらまじ見せろよ!」

適当に話を終わらせた俺は、席に戻りどこに行くか考えた。
映画もいいけど、どーいう系の映画観るかわかんねー
考え抜いた結果、水族館に誘って見ることにした。

【日曜日、どっか行きたい所ある?もし無かったら、水族館行かね?】

凛【水族館行きたいです!実は水族館デート憧れてました笑】

可愛いこと言うから、また思わずニヤけた。
/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp