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ツンデレな彼を落としたい

第4章 インターハイ予選


インハイ予選前日

いつも通りの練習を終える。インハイ予選前日ということもあり、士気を高めるためキャプテンである要くんが皆に声をかける。

茂「一年にとっては、初めてのインハイ予選。俺たち3年にとっては最後の公式戦になるかもしれない。でも同じだ。俺たちと同じく周りも皆レベルアップしていってるし、同じ試合なんてひとつもない。だから皆緊張する。でも、コンセプトは変わらない。伊達の鉄壁の凄さ見せてやろう。」

皆の目がギラギラしていくのが分かる。緊張も伝わる。
あぁ、いよいよ明日なのだと実感した。

1年生達がぞろぞろと帰路に着く中、3年生達はこれまでの部活が楽しかったとか、あんな事あったなーとか思い出話に花を咲かせている。さすがに思い出に浸る要くん達の邪魔は出来ないなと思い要くんには、舞さんと帰るからと嘘をつき、校舎の裏庭を通って帰ろうと計画を練った。

校舎の裏を通ろうとすると話し声が聞こえてくるから、少し覗いて見る。

二「なぁ、青根。明日の試合絶対勝つぞ。この試合を3年生の最後の試合になんてさせねぇ。」

青(コクコクと頷く。)

真剣な顔でそんな話をする二口さんに釘付けになった。

(こんな顔もするんだ、、!意地悪な二口さんからは想像出来ないけど、今のはちょっとかっこよかった。)

初めて見る二口さんの顔に、ドキドキして火照った顔をまだ少し涼しい夜の風で冷ました
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