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ツンデレな彼を落としたい

第3章 決断


今日からまた学校が始まる。
眠い目をこすりながら、早起きは苦手なのだと再確認する。学校が夜にあれば楽しそうじゃない?とか馬鹿なことを考えながら準備をする。今日はテンション上がんないし、髪くらいは気合いを入れようと緩く外巻きに巻いてみた。青城は割と校則が緩いからアレンジし放題なのだ。

学校へ着くと隣の席を確認する。
国見くんはまだ来てないみたいだ。国見くんも朝弱そうだし、来るの遅いのかな。
自分の席に座り、国見くんを待ちながらふと思った。

(私国見くん以外に友達居なくないか、、!?)

クラスで何となく女子のグループが出来始めているのを見てそう思った。人見知りな私は行動に移ることも出来ず、自分の席で絶望した。何かもう考えるのやめよって現実逃避しながら、机に突っ伏して朝の苦手な私は寝てしまった。

ガラガラと音を立ててクラスの扉が開く。

国(俺にしては珍しく早めに着いたな。早いって言っても少しだけど。凛来てそうそう寝てる笑
寝に学校来てるのか、?朝少し時間あるから話したかったのに。)

国見くんの考えなんて知るはずのない私は、こちらをじーっと見ている国見くんを他所にSHRの時間まで寝ていた。

一限が始まるまでの時間で声をかけようと隣を見ると、他クラス?のとんがりヘッドの男の子がいるから、諦めた。
まー二限が始まる間の時間もあるし大丈夫かなんて油断していた。とんがりヘッドの男の子は次の休み時間もまた次も毎回来るのだ。

(いや、どんだけ来てんの。いいんだけどさ、クラス離れたカップルでも、そんなに毎回は来ないよ笑 奇抜な頭してるし、国見くんとどんな関係なんだろ)

って無意識にその男の子を見ていたようだ。その男の子と目が合ってしまった。

気まづいなーって思いながら、目をそらすと声をかけてきてくれた。

?「あ、なんかごめん。やたらと目が合うけど、俺顔になんか付いてる、?」

「あ、違う!!ごめんね、珍しい髪型だったから、。」

動揺して本音が零れた。これはしまったことをしたなって反省してるよ。本当にすみません💦

固まるとんがりヘッドくんを他所に国見くんが笑う。

国「何俺の事か?みたいな顔してんの。お前のその頭のことだよ。」

とか割と辛辣なこと言ってるけど、仲良いんだよね、?

結局その日は全ての休み時間とんがりヘッド君はクラスに来たのだ。
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