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ツンデレな彼を落としたい

第2章 バレーボール


☆凛side

今日は楽しみにしていた土曜日。伊達工に行く日

休日に早起きするなんて何時ぶりだろうとか考えながら朝ごはんを食べ、準備をする。
練習に見に行かせて貰うって言っても、少しバレーするかもだしポニーテールの方がいいよねって独り言を言いながら、フワッと高い位置にまとめたポニーテールに伊達工のジャージと同じ色の青緑色のシュシュをつけた。

流石に要くんのでも借りたジャージを家から着ていくのも申し訳なくなり、伊達工まではとりあえず青葉城西の制服で行くことにした。スマホで道を調べながら8時半に間に合うように急いで家を出た。

伊達工に着くと、要くんに

【着いたよー!!】

って連絡したものの部活中の為、返信は返ってこない。

(どーしよ、他校だし体育館の場所わかんないし、返信返ってこないし泣)

慌てて焦っている私に近づいてくる女性

? 「 凛ちゃん、?茂庭くんに頼まれて迎えに来たんだけど、凛ちゃんで合ってる?」

大人っぽく柔らかい雰囲気の綺麗な女性に釘付けになり返事をするのが遅くなってしまった💦

「は、はい!あの私凛って言います。お忙しいところ、今日はお招き頂きありがとうございます!」

?「そんなに改まらなくていいのにー!凛ちゃんの話はよく茂庭くんから聞いてるよー。本当に仲良いんだね。
あっ、、!自己紹介遅れちゃってごめんねー。私は男子バレー部のマネージャーの滑津舞って言います。舞って気軽に呼んでねー!」

笑顔も素敵な舞さんに案内されて、私は男バレが練習をしている体育館へと足を運んだ。
体育館の扉を開けるとアップ中だったようで、シューズのキュって音と部員の方々の士気を高める力強い声、監督のアドバイスが飛び交っていた。
入った途端に要くんの声でアップが一時中断され、皆が一斉にこちらを向く。

伊達の鉄壁と呼ばれているだけあって、皆背が高く巨人のようだ。圧がすごくて、少し緊張しながらも

「茂庭さんの従兄弟の凛です。今日は練習の見学にお招き頂きありがとうございます。」

と頑張って大きい声で言ってみると、要くんが笑顔で(`・ω・)bってしてくれるから、少し緊張がほぐれたんだ。
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