第2章 バレーボール
☆茂庭side
凛が高校に入ってからは忙しそうだし、当分会えてないなとか考えてたら凛から連絡が来た。
無意識に凛の心に語りかけてたかな笑
内容は高校生活の事と、友達からバレー部のマネージャーに誘われた事。俺に会いたいってことだった。
こんなメール見たら、シスコンの優衣は妹に手を出すなよとか怒るんだろうなーなんて考えながら、俺の通う高校である伊達工業のバレーを見に来るか誘ってみた。
二つ返事で行くって答えた凛は、トラウマが有りながらもまだバレーが好きなんだろうな。
凛を部活に誘ってみたはいいが、困ったことがある。
うちのバレー部は変わったやつが多すぎる、、泣
同級生の鎌やんなんて脳筋すぎて筋トレとか勧めそうだし、
後輩の青根は強面なのに更に無口ときた。二口は生意気で口が悪いから、凛泣かされないかな。
まー何はともあれ誘ってしまったからにはしょうがないし、バレーの事になればみんな真面目に取り組むだろうなんて、この時の俺の安易な考えを後悔しない日はなかった。