第2章 バレーボール
☆凛side
国見くんにマネージャーに誘われて、正直嫌な気はしなかった。元々兄の影響でバレーボールは大好きだし、私自身バレーボールをする事も大好きだ。
でも、またバレーに踏み込むには勇気がいるみたいだ
自分でも知らないうちにバレー中に心臓が止まっちゃった事がトラウマみたい。誰にも言ってこなかった自分の本心がこんなにも弱いもので呆れを通り越しそうになった
久しぶりにバレーの話題が出たからか、無性に要くんに会いたくなった。彼だけはずっと優衣が居なくなってもそばに居てくれたから
凄く感謝してるし、もう1人の兄のように思ってる。だからか、たまに要兄とか呼んじゃってるんだけどね、笑
携帯を取りだし、要くんに連絡してみる
【入学してから全然連絡できてなくてごめんね!
要くん元気してるー、?最近仲良くなった友達からバレー部のマネージャーに誘われたり、順調に高校生活を送ってるよー!バレーで要くんの事思い出したんだけど、久しぶりに会いたいなー✨】
返信の早い要くんの事だからきっとすぐに連絡が来るだろう。要くんは優衣と同じくらいに過保護だから笑
茂庭【おぉー!久しぶり凛!
ちょー元気だよ、有り余ってるくらい笑
凛は慣れない環境で体調崩してない?中学はちょっとつまらなそうだったから、高校楽しそうでなによりだよ。土日どっちも部活なんだけど、部活見に来る?一日練習だし、それにどーせ久しぶりにバレーに触れたいとか思ってるだろー?】
なんて返信が返ってきた
流石長年の付き合いだよね笑
トラウマなんて言いながら本音ではバレーに触れたいこと見透かされてる。
私は直ぐに返信した
【全然体調崩してないよー!子供扱いしないでー💦
私の考え全部要くんはお見通しなんだね!土曜日練習見に行く!】
茂庭 【俺の中での凛は小学生で止まってるから笑
了解!!じゃあ学校違うし、俺のジャージ貸すねー!体育館シューズは凛のでいいからさ。監督と部員には適当に言っとくから、安心して(`・ω・)b】
って返ってきた!
【もう立派な高校生だし!
でも、本当にありがとうー!土曜日楽しみにしてるね】
って返しながら、流石要くん優しいがすぎるよ、とか久しぶりにバレーに関われるなーとか要くんに会えるなって喜びで胸がいっぱいだった。