第15章 夏休み
☆凛side
日曜日 皆で海に行く日
笹谷さんと青根さんが来れなくなって、メンバーは要くんと鎌先さんとと堅治くんと舞さんと私になった。鎌先さんの運転で海へと向かった。
海は夏休みって事もあって、多くの人で賑わっていた。実は海水浴場に来るのは初めてでワクワクしてたんだ
皆で荷物を下ろして、テントを張った
舞「じゃあ、私たち着替えてきますね。荷物の見張りお願いします。行こ、凛ちゃん!」
「は、はい。じゃあ行ってきます!」
水着の入った袋を持ち、舞さんの後について行く
鎌「うわー、ヤベーな。どんな水着着てくんだろ」
二「人の彼女エロい目で見ようとするのやめてもらっていいですかー?」
鎌「うるせーわ、不可抗力だろ」
茂「おい!兄として複雑だからそんな会話やめろ」
鎌「相変わらずのシスコンだな」
二「ほんと、嫌われちゃいますよ」
男子の会話なんてつゆ知らず、私達は着替え始めた
舞「やっぱり私の見た目通り良く似合ってるよ!可愛い!」
「でもやっぱり露出多くて、恥ずかしいです///」
舞「まーまー、海なんて出してなんぼよ!」
「舞さんかっこいい!それに水着も凄く似合ってます」
舞「ありがと!さ、戻ろっか」
「はい!」
(堅治くんどんな反応するかな、、?
うわ、なんか急に緊張してきた。)
皆が居る場所に戻っていると、テントの方が何やら騒がしい
舞「ん?なんだろ、テントに女の人がいる」
舞さんが指さす方を見ると、堅治くん達に声をかける3人組の女の人達の姿があった
女性A「お兄さん達3人できたんですか?」
女性B「一緒に遊びましょうよ」
女性C「お兄さん達かっこいいし、連絡先知りたいな♡」
茂「連れがいるので、すみません」
鎌「お姉さん達めっちゃタイプだけど、ごめんな」
二「、、、。」
鎌「おい!二口も何か言えよ」
二「、、、。」
その光景を見ていた私達に気づいた堅治君と目が合った
二「っ凛!!」
嬉しそうに駆け寄ってくる堅治君に胸が高鳴る
二「やっば、まじ可愛い」
顔を赤くした堅治君が口元を抑えながら伝えてくれた
「!!」
嬉しすぎて私もきっと顔真っ赤だ
ナンパしてきた女の人達に目もくれず真っ直ぐ向かって来てくれた彼がただただ愛しい