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【僕のヒーローアカデミア】雨上がりの詩は星の色

第3章 はじまりの季節






合格通知が届いた次の日。
職員室は歓喜の声で溢れていた。
それもそのはず。
最難関と言われている雄英高校に3人もの生徒が合格したとなれば教師冥利に尽きると言うものだろう。
しかもその内の2人は、成績が絶望的な生徒と"個性"を持たない"無個性"の生徒なのだから、これを奇跡と言わずなんと言うんだろう。
自分で言っておいて悲しくなってきた。

でも、爆豪くんにとっては私たちの合格は誤算だっただろう。
特に緑谷くんの合格は。
なぜ、無個性の人間が雄英に進学できるのか。
しかもヒーロー科ともなれば納得できるはずもない。
正直、私もなんで緑谷くんが合格できたのか不思議でならない。
筆記は合格だとしても実技で合格は難しいのではないか。
一体どうやってあの仮想ヴィランを倒したんだろう。
そんなことを考えていると、爆豪くんは緑谷くんを連れて校舎裏へと行ってしまった。



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