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【僕のヒーローアカデミア】雨上がりの詩は星の色

第3章 はじまりの季節






雄英の受験は、筆記試験と実技試験の2種類がある。
どちらかが優秀であってもどちらかが劣等では意味がない。
つまり、文武両道、どちらも秀でていなければ雄英高校のスタートラインには立てない。

心臓がドキドキと脈打ち始める。
緊張、しているんだ。

ぎゅっと胸のあたりを抑えて深く息を吸い込んだ。

その間、実技試験の試験内容及び、ルールについてプレゼント・マイクが説明をし始める。

実技試験は至って簡単なものだった。
10分間の"模擬市街地演習"を行うだけのもの。
同行同士で協力させないため、受験番号が連番であっても会場はまったく違った。
爆豪くんはA会場、緑谷くんはB会場、そして私はD会場だった。
演習場には"仮想ヴィラン"を三種・多数配置し、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けていると言う。
各自の"個性"で"仮想ヴィラン"を行動不能にしポイントを稼ぐのが、実技試験の内容となっている。



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