第6章 雄英体育祭
その後も第二関門である「ザ・フォール」と言う名の綱渡りをなんとか抜け、一面地雷原の最終関門も個性を駆使して切り抜けることが出来た。
実況では、プレゼント・マイクが「上位何名が通過するかは公表していない」と言っていた気がする。
それって、つまりゴールしたところで落第する可能性あるってことじゃん。
だったら上位でゴールしなくちゃ。
確実に10位以内には……。
そんな事ばかり考えて、ひたすら突き進んでいた。
そして結果は10位以内には入れなかったが20位以内には入ることが出来た。
少し残念だけど、でも、予選通過する範囲にはいるはず……!!
全員がゴールへ辿り着き、順位と通過者の人数が発表された。
私も通過者の中にいたけど、それどころじゃなかった。
発表された順位のTOP3に目が釘付けになる。
1位、緑谷出久
2位、轟焦凍
3位、爆豪勝己
てっきり1位は前を独走していた轟くんかと思っていた。
でも、1位には緑谷くんの名前があって、一体何があったんだろう。
めちゃくちゃ気になる。
詳しい話をする時間あるかな。
聞くならもちろん緑谷くん一択だけど、教えてくれるかな。