第1章 始まり
遅い明宏さん、、、早く来て!もう限界だよ!
「うぅう!なみちゃん、て、にぎって、、!」
私は恵理子さんの手を強く握った。
「早く来てよ医者!」
そんな時外から物音がした。
「きた!?明宏さん!?あき!、、、」
後ろを向いた瞬間赤い液体が飛び散った。
「え、え?恵理子さん?え?」
恵理子さんの目の前にいる何かに目を向けた、そこには白い肌で赤い目をした男が立っていた。
「え?、、、な、んで」
何でコイツがいるんだ?この男は鬼舞辻無惨じゃないか、この世界はまさか、、、
気づいたら私は吹っ飛ばされていた。
「ガッガハッヒュッ」
い、きができない、
「この程度で死んでしまうのか、失敗だな、」
そう言い残し鬼舞辻は私に興味は薄れたらしく去っていった。
私は意識が途絶えそうな中倒れ込んでいる恵理子さんに近寄った。
「え、りこさん、えりこ、さん」
恵理子さんは意識を朦朧としながら
「なみちゃん、いきて、、あい、つに、、ふく、しゅ、、、、、、」
そう言い残して体は冷たくなった。
「あぁあ、、ぁぁ」
私はただただあいつが憎くて仕方がなかった、そして何もできない私も憎かった。
そして私はこの世界の家族を失った