第2章 出会いと別れ
7日目の夜この夜を越えれば私は鬼殺隊になれる。
だけど私はまだあの鬼を見つけることができていなかった。
(くそっどこにいるんだ!鱗滝さんみたいに私は鼻が効かないんだよ!もう夜が明けてしまう!)
そう思いながら私は森を駆け回った。すると寒気がした
「今回はあいつの弟子はいないのかぁざんねんだなぁいたら体をさいて悲鳴を聞いてやるのに、ヒヒッ」」
そう呟きながら私の後ろを緑色の首に手を巻いた化け物が通った
(あ、足が震える、、)
その鬼は鼻が使えなくてもわかったやばいと。でも私はここで行かないわけには行かない。
「おい!こっちだ!お前の探していた鱗滝の弟子はここにいるぞ!」
手鬼にそう叫ぶとてっぺんの頭がこちらを向いた
「ひひっいたいた。まってたぞ。俺の可愛い狐!」
そう言って長くでかい腕が私に向かって迫ってきた
「体を引き裂いてやる!」
(見極めろ、数が多いが落ち着いて見れば避けられる!)
キン!キン!
山に刀の摩擦の音が響き渡る
「
「ハァハァ切ってもきっても次々再生する、、、」
すると手鬼が何かを話し出した
「あぁそうだ。お前で15人目だ。今までも鱗滝の弟子が何人もやってきた。
そうだこの前にきたあの赤髪の口元に傷のある男と花柄の着物を着た女あいつらは印象に残っているなぁ。
女の方はこの話をしたら泣いて切りかかってきたぞッヒヒッそしたら剣が鈍くなって一瞬にして体を引き裂いてやった!ヒヒッヒヒあの叫び声は良かったなぁ」
沸々と怒りが込み上げてくる。だめだ感情に流されるなっ!隙を見せれば殺されるっ!だめだ!
「赤髪の男の方は強かったなぁだがあいつには俺の首は切れなかった!戸惑った隙を狙って頭を握りつぶしてやった!」
その瞬間私は我を失った。
「お前があの2人の話をするなぁ!!」
私は怒りに任せて鬼の手を全て切り落とし首をねらったが切り損ねた手が私を殴り飛ばした。
「カッ、、、ハ!」
(な、にが、起きた、、、)
手鬼が近寄ってきていた。
(殺される!怖い!)
そう思ったが何故か手鬼は私を諦めそそくさに暗闇の方に消えていった。
(そうか、、朝日が登り始めたのか。私じゃあだめなんだ、、、ごめんごめんなさい)
私はその後何とか藤の会場にたどり着いた。そこには最初にいた多くの人はいなく、生き残ったのはわたしだけだった。
